FXには実に沢山のトレードスタイルや手法が存在します。
手法の種類は実に多岐に渡ります。しかしまずは自分のトレードスタイルを確立するのが必要です。
といっても、FX初心者の方は、いったいどんなトレードスタイルがいいのか手探りの状態だと思います。
数あるトレードスタイルの中で、比較的安心感があり、さらにFX初心者、忙しくてPCに張り付くのは難しい、そんな方にオススメなのが「スイングトレード」と呼ばれるトレード方法です。
そこで今回は「FX初心者はまずスイングトレード!スイングトレードを徹底紹介」というテーマでお送りしていきたいと思います。
目次
スイングトレードをしたい!オススメのFX会社5選!
FX初心者の方の中には、早速スイングトレードにチャレンジしてみたい!そんな風に思った方も少なくないのではないでしょうか。
FX会社はそれぞれ特徴やサービスも異なってきますので、トレードスタイルに合わせてFX会社を選ぶということはとても大切なことです。
そこでスイングトレードに適したFX会社をご紹介したいと思います。
スイングトレードをするのに最適なFX会社は以下の5社です。
DMMFX
FX国内口座数第1位を誇るDMMFXもまたスイングトレードをしたい方にオススメのFX会社です。
DMMFXは時事通信社の経済ニュースを配信に非常に力を入れています。ですから、最新の経済ニュースをいち早く得ることが出来ます。
テクニカル分析に加え、ファンダメンタルズ分析も用いてスイングトレードをしたいという方には非常に心強いですね。また、DMMは買い・売りのスワップポイントが同じなので、両建てをしたい方にもオススメです。
GMOクリック証券
GMOクリック証券は、大手証券会社が運営することによる信頼度、そして狭いスプレッドで多くのトレーダーに選ばれているFX会社です。
取引高は世界トップクラスを誇るんですよ。
スマホやタブレッド専用取引ツールも充実しており、チャートの種類も豊富なのでスマホでもPCとそん色ないトレードを行うことが可能です。
GMOクリック証券はスワップポイントの高さも業界トップレベル、さらにドル円のスプレッドは原則0.2銭固定とこちらも業界最狭レベルなので、まさにスイングトレーダーのためのFX会社と言えるのではないでしょうか。
FXプライムbyGMO
約定力はスイングトレードでも重要なポイント!
相場の急変動時でも注文が通り、スリッページ(約定レートの乖離)がない優れた約定力のFXプライム。
多くの初心者は、約定力が効くのはスキャルピング等の短期売買が中心だと考えるでしょう。
しかし、スイングトレードでも大切ですよ。
スイングトレードでは、長くポジションを持つため「含み損に耐える時間」も長くなります。自分のトレードシナリオに自信があり、間違っていなくても含み損の間は不安です。
これを短くするなら、理想的な価格で数銭の狂いなくエントリーするのも1つの方法でしょう。
初心者のうちから理想を追求する事が上達の近道。含み損で不安な心理では冷静な判断も狂います。
テクニカル分析と勉強すると、理想のタイミングも見えてきます!
良いエントリーポイントはスイングトレードでも、一瞬でレートが動いて約定しない事は結構多いです。
オススメは約定力のあるFX会社で、指値注文(予め注文価格を決める)で備えておく戦術。
みんなのFX
みんなのFXも近年、口座開設者数を伸ばしている人気FX会社の1つです。
スプレッドはドル円0.3銭と業界最狭レベル、しかも約定力は99.9%なので安心してトレードすることができます。
スイングトレードは、チャートに張り付く必要はありませんので、スマホ一台あればトレードは可能ですが、みんなのFXのスマホアプリはPC同様のトレードができるのでより安心です!
1,000通貨から取引可能なので少額でトレードを始めることができます。
みんなのFXは、システムトレード(自動売買)も出来るので、売買ポイントがわからない初心者の方にもおすすめです。
業界初のAIを用いて、為替ニュースを元に自動売買するプログラムも導入しているので、裁量に近い自動売買ができるのではないでしょうか。
ヒロセ通商
ヒロセ通商はまだ比較的新しいFX業者ではありますが、オリコン顧客満足度で3年連続第1位を獲得している口コミの評判が非常に高いFX会社です。
他にはない食べ物キャンペーンが有名と、優に50ペアを超す豊富な外貨ペアが人気です。
そんなヒロセ通商もまた、スイングトレードをするにはオススメのFX会社です。
スプレッドは業界最狭レベル、約定力も問題ナシ!しかも1,000通貨から取引可能なので、まずは少額でトレードしたい方におすすめです。
初心者の方の場合は、まずメジャー通貨ペアでのトレードがおすすめですが、通貨ペアとの相性というものは確実にあります。
まずは少額でいろんなペアを試し、相性のよいペアを見極め、中・長期のスイングトレードでじっくり利益を出していってはいかがでしょうか。
FXを始めるにあたりまずはスイングトレードをしていきたいという方は、ぜひ上記5つのFX会社をオススメします。
いずれも、スプレッドは低い、スワップは高いという条件を満たし、初心者にも使いやすいチャートが特徴的な会社です。
口座開設は至って簡単ですので、まずは気軽に口座開設をしてみてはいかがでしょうか?
本サイトの別記事「FX初心者におすすめの口座・会社比較ランキング」の中で、口座開設の仕方を詳しくご説明しておりますので、併せてお読みください。
※各社の詳細ページはこちらです。
- DMMFX
- GMOクリック証券
- FXプライムbyGMO
- みんなのFX
- ヒロセ通商
スイングトレードとは?
さて、この記事をご覧になってくださっている方の中には「そもそもスイングトレードって何?」という方もいらっしゃるかもしれません。
FXには様々な取引スタイルがありますが、ポジションをどれだけの期間保有するかによって名称が変わってきます。
スイングトレードとは数日~数週間、長ければ数ヶ月に渡ってポジションをホールドし売買していく、中長期的なトレード方法の事を指します。
ちなみに、ポジション保有期間が短い順に以下のようになります。
この項では、まずはスイングトレードの基本的知識を深めていきましょう!
スイングトレードのメリットは?
さて、まずはスイングトレードのメリットについてお話しましょう。
スイングトレードは数あるトレード方法の中でも、比較的安心度が高くFX初心者向けと言われていますが、それは以下のようなメリットがあるからです。
- じっくりとトレードに取り組める
- スワップポイント
- 忙しい人でも利益を出せる
- ファンダメンタルズ分析が必須ではない
1.じっくりトレードに取り組める
一度でもトレード経験がある方ならわかると思いますが、チャートを目の前にすると平常心を保つのは大変です。自分のお金(資産)が目の前で増えたり減ったりするということは大きな精神的ストレスになります。
一流のトレーダーの中には、FXで最も大切なことはテクニカル手法ではなくメンタルコントロールだ、と言い切る人もいます。
スイングトレードは、ポジション保有期間が中長期に及びますので、じっくりと戦略を練ることが出来ます。大きな流れを見ながらトレードするため、チャートの短期的な動きに一喜一憂することもありません。
FX初心者の方にはこれは大きなメリットと言えるでしょう。
2.スワップポイント
スワップポイントとは簡単に言うと「2つの通貨の金利差」のことです。
通貨には、各国で定めた「金利」が設定されています。
日本円は0.1%前後と「超低金利」なのですが、海外の通貨にはかなり金利の高い通貨もあります。
安定して高金利なのは、豪ドルや南アフリカドルなどです。南アフリカドルは何と10%を超えた事もありました。
FXでは低金利の通貨を売り、高金利の通貨を買い、そのポジションをホールドすると、スワップポイントを受け取ることができるのです。
金利の高い通貨を買って、ホールドしていると、スワップポイントが入ってくるので、そのスワップポイントでの利益を狙って投資をする「スワップトレーダー」と呼ばれるトレーダーもいるほどです。
※スワップポイントは売りポジションの場合は支払う必要がありますので、あくまで買いポジションのメリット、と理解しておきましょう。
3.忙しい人でも利益を出せる
FXと言うと、ついPCの前に張り付いてトレードをする様子を思い浮かべてしまうという方も少なくありません。
しかし、スイングトレードはチャートを確認する回数が他のトレードスタイルに比べると非常に少ないのです。
あとで詳しくお話しさせていただきますが、基本的に「日足」を見てトレードしますので、1日1回程度チャートを確認すればOKです。忙しい人でも十分に利益を出せる可能性があるトレード方法なのです。
また最近はどのFX会社でもスマホ・タブレット用のアプリの品質が向上してきています。そのため、PCと遜色ないトレードがスマホでも出来るんですね。
これならどんなに忙しくても利益チャンスを見逃しません。
4.ファンダメンタルズが必須ではない
FXの柱となる手法には「テクニカル」と「ファンダメンタルズ」があります。
テクニカルはチャートを分析して相場の今後の展望を予想するという手法です。
一方、ファンダメンタルズというのは、経済状況、政府の状態、国の信用度などを総合的に捉え、相場の今後の展望を予想するという手法です。
FX初心者の方にとっては、テクニカル手法の方が圧倒的に取り組みやすいと思います。なぜなら、ファンダンタルズは様々な要因が絡み合い相場に影響を与えていくので、それを完全に理解するのは決して簡単ではないからです。
毎日最新のニュースに目を光らせないといけないため、それなりに時間を要します。
こうやって見ていくと、スイングトレードはメリットの多いトレード方法であることがわかりますね。
スイングトレードにもデメリットはある?
どんなトレードスタイルにも、そして手法にもメリットがあればデメリットがあります。
スイングトレードは比較的安心度が高いトレード方法ではありますが、それでもデメリットは存在します。
それは「急激な変動時の対応が難しい」という点です。
どんな著名なトレーダーでも、完全に値動きを予想することはできません。
経済指標(各国の経済・景気情報、貿易指数、金利政策の発表など)や要人発言、そして災害や大規模な事故などで相場は大きな影響を受けます。
通常だと数日~数週間かけて動くであろう為替レートがほんの数時間、時に数分で動いてしまうことがあるのです。
こんな場合、短期トレードスタイルである、スキャルピングやデイトレであれば対応しやすいですが、ある程度長いスパンを見越してトレードするスイングは対応が難しくなります。
相場の急変が利益が出る方であればいいのですが、自分の予想とは逆の方向に動けば損切り、もしくは両建てで急場を凌ぐしかありません。
実際に過去には数時間で3円以上(ドル円)円安方向に動いたケースもあるのです。
スイングトレードはじっくりと戦略を練りやすいトレード方法ではありますが、このようなデメリットもあるのです。
しかし、経済指標を常にチェックし、大きな値動きにも耐えれる程度の証拠金をキープしておく、そしてストップロスは必ず入れておくことである程度リスクは回避できますよ!
のちほど、スイングトレードで勝つためのポイントをご紹介しますので、ぜひ実践に役立ててくださいね!
その前に、次の項では「スイングトレードをする際の通貨ペア選び」についてお話したいと思います。
スイングトレードの有用性の証明
立命館大学大阪いばらきキャンパスにて行われた日本認知心理学会第 16 回にて、「ハイリスク投資における未来予測の認知特性:FX 投資経験者のチャートに基づく判断」という研究結果が出ています。
大阪大学大学院・人間科学研究科によるものです。
人は,賭けを 行うとき,過去の情報を参照して将来予測する。FX などの投資 では,過去の価格変動記録あるチャート を利用する。
FX 投資家が相場予測をする時 にはどの にはどの ような認知特性があるのか?
といった課題に対して出た結論は、下記の通りです。
- 参加者の課題での予測傾向は、波形を構成するsin波の中でも最も周期の長いsin波の動きに従っていた 。
- 投資経験者は,中長期的な周性を想定して判断する傾向があこと示唆された。
スイングトレード向けの通貨ペアがあるってホント?
さて、スイングトレードがFX初心者の方にオススメのトレード方法であることはわかっていただけたかと思います。
しかし、どんな通貨ペアでもスイングで利益が出るか?というとそれはNOです!
実はスイングトレード向けの通貨ペアというものが存在します。
この項では、スイングトレードに適した通貨ペアにスポットライトを当ててお話していこうと思います!
スイングトレード向けの通貨ペアの3つの条件とは?
どんな通貨ペアを選ぶか...これはスイングトレードのみならず、FXで利益を出すために非常に大切なことです。
スイングトレードをするための通貨ペアの条件は以下の3つです。
- トレンドがハッキリ出る
- 流動性が高い
- 自分が分析・予想しやすい
それぞれ詳しく見ていきましょう!
条件1.トレンドがハッキリ出るもの
スイングトレードに適した通貨ペアの条件の中で、最も大切なのはトレンドがハッキリ出る通貨ペアであることです。
ある程度の利益をスイングトレードで狙うなら、動きの幅が小さかったり、トレンドがすぐに終わってしまう通貨ペアでは非効率です。
レンジ相場になりがちな通貨ペアだと、FX初心者は利益を出すこと自体が非常に難しくなります。
レンジの幅の予想をつけるのも、いつブレイクしてトレンドが発生するかを見極めるには、それなりの経験とテクニカル手法が必要になってくるからです。
その点、トレンド相場はFX初心者でもわかりやすく、上手に波に乗ることが出来れば利益を出すことが出来ます。
ですからトレンドがハッキリと出る通貨ペアを選ぶと言う事が、とても重要になってくるんですね。
条件2.流動性が高い
トレンドが発生しやすいのが第一の条件であることはわかっていただけたかと思います。
そして次の条件になるのが「流動性の高さ」です。
トレンドの発生率と流動性はある程度比例します。流動性が高い通貨というのは、一言で言えば「メジャー通貨」です。
アメリカドル、日本円、欧州ユーロ、三大メジャー通貨と言えばこの3つです。
そもそも流動性が低い通貨はあまり動きがありません。
マイナー通貨は何かのきっかけで大きく動くことがあっても、安定してトレンドを作る事は稀なのです。
しかもそれに乗るにはかなり熟練した腕が必要になりますそのため選ぶなら流動性が高いメジャー通貨という事になるわけですね。
条件3.自分が分析・予想しやすいペア
そして3つめの条件になるのが「自分にとって予想や分析がしやすい通貨ペア」です。
先にご紹介した2つの条件を満たすことは大切ですが、人によって通貨ペアとの「相性」というのは確実に存在します。
これに明確な説明をつけるのは難しいですがFXを少しでもやった事がある方なら通貨ペアとの相性を実感されているのではないでしょうか?
相性がいいというのは、つまりは分析、予想しやすいという事です。
これは、ある程度トレード経験を積んでいかないとピンとこないかもしれませんので、まずは先の条件2つを満たす通貨ペアを選んでみてはいかがでしょうか?
FX初心者にオススメのスイングトレード向け通貨ペアはこれだ!
一般的にスイングトレード初心者の方はまずは
①米ドル円
②ユーロ円
の通貨ペアから取り組むのが良いと思われます。
これはスイングトレードに限ったことではありません。
この2つの通貨ペアは全ての手法の基本となるペアと言われています。
先ほどもご紹介した通り「米ドル」「日本円」「ユーロ」は流動性が高い三大メジャー通貨です。トレンドの傾向もハッキリと出やすく、先に書いたスイングトレードの条件にも一致しますね。
そして、これらのペアでスイングトレードに少し慣れてきた頃にオススメなのが以下の2ペアです。
①豪ドル円
②ポンド円
どちらもメジャー性ではドル円・ユーロ円に及びませんが、流動性では時にこの2ペアをを大きく上回ることもあるのです!
特にポンド円は流動性が激しい通貨ペアとして有名です。「悪魔の通貨」と呼ばれるくらい動きが激しいのでうまくトレンドに乗る事が出来れば大きな利益が期待できます。
また、豪ドル円はスワップの高さから長期トレードで人気の通貨ペアでもあります。
しかし、トレンドが発生すれば一気に大きな利益を得ることが出来きますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
スイングトレードで勝つためのポイント7選!
スイングトレード向けの通貨ペアがわかったところで、次はスイングトレードで勝つためのポイントについて具体的にご紹介していきましょう。
よくネット広告で「FX必勝法」「絶対に勝てるFX手法」という謳い文句を見かけますが、FXに絶対はありません。FXだけではなく、投資の世界すべてに言えることです。
必ず稼げる必勝法があれば、誰も勝ち組トレーダーになってしまいますし、そうすすとFX相場自体が成り立ちません。
ですから、プロのトレーダーでも負けることはあるのです。ただ、勝率が普通のトレーダーに比べ圧倒的に高いのです!なぜなら、それは「コツ」を熟知してトレードに生かしているからです。
ここでは、スイングトレードのポイントをご紹介していきます。
- エントリーの根拠を明確にする
- イグジット(利確)ポイントの見極め
- ストップロスを必ず入れる
- 損切りをする
- 日足を見る
- FX初心者は基本順張り
- メンタルコントロール
1.エントリーの根拠を明確にする
FXでなかなか利益を出せないと言う場合、ほとんどは「根拠のないトレード」をしている事が多いと言われています。
FXを始めてすぐは、とにかくトレードをしたくて仕方ない!という状態に陥りやすいものです。「ポジポジ症候群」とそれを揶揄する言葉があるほどですす。
エントリーする=ポジションを持つと言う事は利益を出す可能性と同時に損失を出す可能性を孕んでいます。ですからエントリーポイントを見つけると言うのがとても大切なポイントになっているんですね。
エントリーの際は次の3つを必ず明確にしましょう。少額であっても...です!
②ポジションを取るとどんなリスクがある?
③期待できる利益はどれくらいで、損切りラインはどのあたり?
この3つを熟考し、明確な答えが出せない...それはつまり今からしようとしているトレードには根拠がない、根拠が薄いということです。
根拠のあるエントリーをするには、相場を読む力が必須です。すぐに身につくものではありませんので、やはり経験を積んでいくしかないのですが、自分の過去のトレードをあとで検証していくことが非常に有効です。
今までの自分の過去トレードを検証する事で、自然とエントリーの条件とタイミングが見えてくるからです。勝った時だけでなく負けた時のトレードを考察する事もとても大切になってきます。
2.イグジット(利確)のポイント見極め
エントリーと同じくらい大切なのがイグジットつまり利益確定のポイントです。
どうせトレードするなら、その一回で出来るだけ多くの利益を出したいですよね。
FXで利益を積み上げていくには「損小利大」のトレードをしていく事が必須と言われています。
「利益確定金額 > 損切り金額」
これは、FXで勝ち組になる「絶対的」な法則だからです。
イグジットは、もしこの先、反対の値動きをしたら利益が減ってしまう!と焦って利益確定をしてしまうことが多いのです。
しかし、根拠のあるトレードをしていれば、自信に裏打ちされているわけですから、自分の気持ちに左右されることがありません。つまり、イグジットの見極めは、根拠のあるエントリーに連動してるということです。
根拠のあるエントリーをすれば、自ずとイグジットポイントも見誤ることがありませんね!
なかなか上手に利確できないという方は、自動取引ツールを試しに使ってみるといいかもしれませんよ。
3.ストップロスを必ず入れる
ストップロスは、\スイングトレードには絶対必要なものです。スイングトレードだけでなくすべての手法に共通して言えることなのですが、スイングトレーダーは、1日中チャートに張り付いているわけではありませんよね。
目を離している間に想定外の動きをして利益が飛んだ、含み損が大変なことに!こんな風になるケースは少なくありません。
ですから、予想以外の動きをした際のリスクヘッジとして「ストップロス」は必ず入れましょう。ストップロスの位置ですが
実際の損失額から考える時は、1回のストップロスで「証拠金額の2%以内」の損失でおさまるように入れるとよいでしょう。
ストップロスですが、必ずエントリーする時に一緒に入れます。
ストップの位置がわからない、決められない時と言うのは概してエントリーの根拠がない場合が多いということが多いので、エントリー自体を見直す必要もあるということです。
4.損切りをする
先ほどもお話しましたが、100%の確率で勝ちトレードが出来るトレーダーはいません。
みな負けるのです。ただ、プロトレーダーは勝率が高い、そして、利益金が損切を大きく上回っているのです。
利益を伸ばそうとエントリーしていっても、利益確定した時の利益が少なくて、損切りした時の損失額が大きい...これでは、正直FXしている意味がありません。
一般的な人間心理として、利確は早すぎ、損切は遅すぎ になる傾向があります。
人間は誰でも損をしたくありません。ですから、損切が必要とされる場面でも「もしかしたらここで動きが止まるかも」「もう少し待てば反転するかも」と期待を持ち、いざ損切する事には大きな損失を出すことが多いのです。
ストップロスを入れることと意義的にはほぼ同じになりますが、損切りをすることはスイングトレードにおいて非常に大切です。
トレーダーの中には「絶対に損切りはしない」と言う考えを持って実行している人もいます。
損切してしまっては負け、「含み損」はまた実際に損を出したわけではない...それが彼らの言い分です。しかし含み損を抱えると以下のリスクがあります。
①資金の流動性を失う
含み損があると、その分取れるポジションが少なくなります。
また応急処置的に両建てで凌ぐという人もいますが、それもまた自分の首を絞めることになりかねませんん。
利益チャンスがきて、エントリーしたいと思っても、含み損が足かせになりポジションが取れなくなります。
②含み損の拡大
含み損をなかなか決済しないのは、「そのうちに好機が訪れる」と考える人が多いのですが、その期待通リになればいいですが、反対にますます含み損が拡大しロスカットになったり、最悪FX相場から退場ということにもなりかねません。
この2つのリスクがある以上、やはり「損切りは必須」と考える必要がありますよね。
FXは年々人気が高まり、参加する人が増えています。その反面、損失を出し続け資金が尽き退場する人も多いのが現実です。
自分の資産を守り、長く相場に留まるためにも含み損が出たら、今後の動きを自分なりに分析し正しいタイミングで損切りしましょう。
5.時間足は日足を見る
チャートのロウソク足を眺めながら「結局どれを見ればいいの?」と頭を抱えた経験はありませんか?
同じ通貨ペアでも、見る時間足を変えるとまったく別物のように見えてしまうことってありますよね。
スイングトレードをする時に見るべき時間足は「日足」です。
もちろん、トレーダーによって若干かわりますが、の日足に「一時間足」を加えた組み合わせがもっとも有効と言われています。
実際に安定した利益を出しているスイングトレーダーには、この組み合わせを軸としてトレードをしている人が多いのです。
この「日足+一時間足」を見ながら、自分の予想を補強する意味で、4時間足や週足、月足なども参考程度に見ていくといいでしょう。
スイングトレードは大きなレートの流れををチェックしていくので、1時間足以下の時間足は特にチェックする必要はありません。
むしろ、これより短い時間足まで見てしまうと、逆に方向性を見失い混乱してしまうことの方が多いのです。
まずは、日足で分析を行い、エントリーを決めたら、1時間足でタイミングをはかっていく、つまり
6.FX初心者は基本順張り
FX初心者の方がスイングトレードをする場合はやはり「順張り」が基本です。
(順張りというのは、トレンドが発生した後にそれに追従する形で(上昇トレンドであれば買い、下降トレンドであれば売り)トレードする手法です。)
トレンドが発生してからエントリー、言わば後だしジャンケンのようなものなので、初心者の方でもわかりやすく、低リスクのトレードが出来ます。
トレンドが発生した時以外でも、その後の押し目が来た時や、上抜けした時などチャンスはあります。
よく耳にする「押し目買い」ですが、これは順張りでトレードする時に「相場がトレンド方向へブレイクアウトしたあと、少し戻しが入ったところでポジションを取る」手法のことです。
(戻し売りも同様のメカニズムです)
この押し目買いには、高値掴み・安値掴みのリスクを回避することが出来ます。
トレンド発生後は、基本的にその方向に沿ってポジションを取れば利益が出る確率が高いのですが、ただ何となく上がっているから、下がっているからと理由だけでポジションを取ると、エントリーした直後に逆行してしまうことが。
それを避けるためにも相場に少し戻しが入るのを待って ポジションを取るのが押し目買いいうわけですね。
トレンドが発生したことはわかったが、いつまで続くのか、転換が予想されるポイントがわからないという人はぜひ試してみましょう。
ちなみに順張りの反対の手法は「逆張り」ですが、こちらは相当な熟練を必要としてリスクが高いので初心者の方はやめておきましょう。
ストップロスの置き方も難しいので、トレードに慣れるまではトレンドに乗って順張りをして利益を出す癖をつけましょう。
日本人トレーダーはとにかく「買い」から入るトレードが多いと言います。
売買の発想が簡単であるが故に多くのトレーダーが、買い注文の逆張りに固執して損失をこうむるケースが多いのだとか。
とにかくトレードに慣れるまでは無理やりエントリーする事は避けて順張りでエントリーを心がけましょう。
7.メンタルコントロール
最後にご紹介するスイングトレードのコツは「メンタルコントロール」です。
ポジションをホールドしている時間が短い「スキャルピング」や「デイトレード」に比べてスイングトレードは長丁場です。
それ故、じっくりと戦略を練れるというメリットもありますが、ポジションを長く持つということは緊張感を伴います。
例えば1ドル100円が102円まで上がると予想して買いポジションをとったとします。数日で101円まで上がった場合、メンタルコントロールができない人はそこで決済をしてしまう確率が高いのです。本来であればもっと利益を出せたはずです。
逆もあります。損切すべきタイミングが来ているのに、冷静さを失いついつい含み損を拡大させてしまうというケースです。
これはどちらもメンタルコントロールが徹底していない事による失敗です。
スイングトレードでは、テクニカル分析の腕もさることながら、相場のちょっとした動きに動揺しないメンタル面での強さを身につけることが必要となってきます。
これにはデモトレードを繰り返したり、少額でのトレードを積み重ねていくという方法が非常に有効です。勝率があがっていけばそれが自信となり強靭なメンタルを身につけることができるというわけです。
以上7つがスイングトレードのコツになります。
ぜひ実際にトレードする時の参考にしてくださいね!
FX初心者にこそスイングトレードがオススメ!
いかがでしたか?
今回は「FX初心者はまずスイングトレード!スイングトレードを徹底紹介!」というテーマでお送りさせていただきました。
またスイングトレードは、FX初心者の方だけでなく、デイトレードやスキャルピングで上手く利益を出せないという方にもオススメのトレード方法です。
実際、スイングトレードに乗り換えて、安定した利益を出せるようになったと言うトレーダーも多いんですよ!
ぜひあなたもスイングトレードをマスターして、ぜひ勝ち組トレーダーの仲間入りをしてくださいね。