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FXで起こりやすい大損体験談。失敗する前に回避すべきパターン解説。

初心者だから大損?負けの理由は経験不足だけではありません。

今回は、SNSなどで頻繁に見る大損した体験談をパターン事に「原因」と「解決策」をまとめてみました!

思い当たる節があれば、しっかり参考にしてみてください。読んですぐ実践できる内容をお届けします。

大損を体験談で終わらせない「経験値」に変えよう

これからお話しする多くの大損の体験談は、誰か特定の人物だけが遭遇するエピソードではありません。

今現在もFXで負け続けている人、そして一人前のトレーダーとして利益を積み重ねている人も経験する事です。

ある種の通過儀礼とも言える「失敗の経験」は同じなのに、結果として一人前になった側と負け続けている側に二分されるのは何故でしょうか?

それは、失敗から学び成功の糧とできたか?単に失敗体験談で終わらせたか?この違いです。

失敗には原因があり、それを改善した者のみが成功を掴めます。

FXに限った話ではありませんが、この機会に解決策を学び「経験」から確かな「経験値」へと進化しましょう。

後述する失敗体験談を語る前に、大切な心構えとしてシェアさせて頂きました!

損切り出来ず、気が付けば地獄

個人的に最も多いのは「損切り」が絡むエピソードだと考えています。

  • まだ価格は戻ってくるはず
  • 前は、損切りしたら価格が上がったし待ってみよう
  • スキャルピングで考えてたけど、明日まで持ってみよう

こんな考えを持って損切りを先延ばしにした経験はありませんか?

ちなみに私は経験があります。中でもスキャルピングで考えてたけど、明日まで持ってみよう、すなわち「時間軸の変更」で損失を出した経験を克服するのが大変でした。

損切り出来ず、気が付けば地獄になっている問題の原因は3つ考えられます。

  • トレードシナリオがそもそも曖昧
  • 自身がどういったトレードを完遂したいか不透明
  • 一度、含み損で耐えて利益を獲得する非合理な経験で勘違い

個別に原因を解決していきましょう。

トレードシナリオは 価格・時間・可能性

自身がどんなトレードをしたいのか?また、今の相場に対してどういったシナリオが想定できるか。

計画性を持ってFXに臨まなければ、ただのギャンブルと変わりはないです。

トレードシナリオを決めてエントリーするのは、トレーダーたるもの必ず行う事。

具体的にトレードシナリオは「価格・時間・可能性」の3つを加味して考えます。間違っても「はず」「してみよう」など期待感のみで雰囲気トレードしてはいけません!

価格・・・どの価格までの値動きが予想できるか。(利益確定と損切り位置を決める)

時間・・・スキャルピングなのかデイトレードなのか。トレードの時間軸を決め、どの期間でどんな動きが予想できるか。

可能性・・・その価格と時間によって利益と損失までのプロセスはどんな動きになるか

3つの要素で考えたシナリオを持つだけでも、損切りの失敗数はガクッと減るでしょう。

シナリオは複数を想定します。

私は初心者の頃、チャート上にフリーハンドで図の様に大まかな動きを書き込んでいました。

トレードは「損切り」か「利食い」のどちらかの到達点によって完結する。さらに、道中の決済ポイントまでの道のりを決める必要性があります。

トレードシナリオは複数思い描き、想定外の動きを根絶しましょう。

極論ですが、そのトレードの結果が利益、損失を問わず「想定外の動きはトレーダーとして負け」と私は考えています。

考えうるトレードシナリオ全てを出しつくし、予想の範疇の動きが現実になるのが超重要です。

損切りできない問題の原因は、予想外の動きに対して冷静に判断できていない事!

誤った勝ち方は、大損を先送りに

「含み損に耐えるクセがあるのはアブナイ。」

前述した「想定外の動きはトレーダーとして負け」の考え方と密接に関係しています。

誤った勝ち方、含み損に耐え続けた結果、プラスに反転して利益を得る事ができた成功の体験談。

多くの含み損の金額と、それに耐える時間をあらかじめシナリオとして盛り込んでいれば問題ありません。

しかし、自身の考えたシナリオと逆行する形で生んだ含み損は、FXで大損する赤信号だと思った方が良いでしょう。

自分自身が含み損に耐える傾向にあり間違った勝ち方をしていないかを見極めてみましょう。

例えば、上のポンド円チャートで「直近の安値を割っても再び上昇に転じる規則性」が見られ「安値を割ったら戻るだろう」という期待感だけでトレードしていたとします。

当然、規則性があるわけですから、数回は含み損に耐えれば利益が獲得でき、積み重なる利益を見てこの勝ち方が成功の法則のように映るでしょう。

しかし、FXはそう甘くありません。

漠然とした根拠によって適当なトレードをすれば規則性が崩れていても気付くのが遅く、最終的には数回の成功体験談によって損切りできません。

行き着く先は、大きな損失。例で言うところの下方向への大きな価格の乖離です。

損失の経験だけでなく、利益の経験も振り返り「妥当なトレードだったか?」を振り返るのも重要ですよ。

FX初心者へ送る「損切り」の仕方。徹底したリスク管理で利益を増やせ!

損切りを機械的にする「自動売買」も・・・。

自身の判断でエントリーする裁量トレードと比較して、「自動売買」なら気持ちが入らず損切りは安心は誤解。

例えば、上記のチャートでは自動売買でも大損のリスクがあります。

勝手に損切りされるから問題ないじゃない?と思うかも知れませんが自動売買の仕組みを理解しましょう。

自動売買とはルール化されたエントリー基準を順守して、サイクルで回していく構造。

同じサイクルで相場が動く以上は効率よく勝ち数が増えます。

しかし、サイクルが変化した時点で損失が計上されやすくなります。しかも、ダマしと言われるような突発的で一瞬のフェイク的な動きには翻弄されやすいです。

自動売買を上手に取り入れる場合でも、あらかじめトレードシナリオを構築して売買ルールとの相性を見極める必要があります。

上手く儲ける自動売買トレーダーはそこが上手いんです。

個人レベルでルール設定できるのは少数派ですが、最近では「トライオートFX」など個別に選べる所も増え対応しやすくはなっていますよね。

歴史的な大暴落「スイスフランショック」に学ぶ

2015年、今回のテーマ「大損」を体現する歴史的大暴落「スイスフランショック」が起きました。

1時間にも満たない、ほんの一瞬間に40円つまり、4000ピップスの下方向への大きな値動きです。

1万通貨の口座で最低限のロットだったとしても、40万円以上の損失が発生するレベル。

原因は、スイスフランの国による買い支えがなくなった事。つまり、最も大きな資金力と言える「国」による買い注文が一度に止まり、何年も下回る事のなかった水準を一瞬で抜けたのです。

極めて稀なケースですが、アナタの身に起こらないとも限りませんし、お手洗いへとチャートから目を離した一瞬で起こらない保証は微塵もありません。

あらゆる情勢が盛り込まれる為替相場は、大損うんぬん以前にリスクと常に隣り合わせ。

この認識は持つ事を心がけましょう。リスクがあるからリターンがあり、コントロールする術が損を得に変えます!

指標で相場が急変、一瞬の出来事。

雇用統計を始めとする様々な経済指標、直近ではアメリカ大統領のツイッターなどの要人発言。

これらによって相場が急変動するのも珍しくはありません。

頻繁にある現象なのに、なぜ失敗のエピソードとして後を絶たないのでしょうか?

  • 指標が意識されやすい相場環境かを認識
  • 大きな動きではないのに、一喜一憂し過ぎている

原因としては、指標を加味した相場環境の認識が出来ていない。あるいは、1つのエントリーに固執しすぎて大きな値動きではないのに一喜一憂している可能性があります。

間違っても「雇用統計の影響で下がってしまい負けた」「大統領のツイートが無ければ」といったのは負けの理由として成立しません。

トレードの失敗は常に自己にあり、多数派によって方向性が決まる相場において大切な前提の解釈です

指標によって作られる相場とは?

指標が実際の値動きに作用するパターンは大きく分けて2つ存在します。

  • 今のトレンドに対してサプライズ
  • 今のトレンドに対してマンネリズム

現在の値動きの方向に対して、その指標やニュースがどちら側に付くかの分類です。

つまり、上昇トレンド発生中に拍車をかけるようなポジティブなニュースをマンネリズム(型にはまっている)と考え、サプライズは上昇トレンドの好景気の最中、突如としてネガティブなニュースが浮上する事を指します。

さらに、これらの両方は更に「織り込み済み」か否かで細分化できます。

これは、予めそのニュースがポジティブかネガティブのどちらかを発表前から周囲が認識している状況です。

例えば、最近の動きだと「アップルショック」

これは、完全なサプライズなニュースでした。しかし、直近の値動きは明確に下降トレンドであり、ニューズ自体はサプライズですが「今のトレンドに対してマンネリズム」。

つまり、対局の方向性を間違えていなければ「大きな儲けのチャンス」にすら映るのです。

指標に翻弄されるなら、まず今の相場の方向性と考えられる動きを加味した分析をするのが解決策。

また、長期的に作用する指標と短期的に逆行を生む指標を学ぶ事が大切でしょう。例えば、政策金利など長く金融市場に作用するのを長期。要人発言を短期的など一定のルールを自身で決めると役立ちます。

ニュースなどによる判断材料をファンダメンタルズ、値動きによる判断材料をテクニカルと言います。

どんなファンダメンタルズも必ず、納得のいくテクニカルを形成し、どんなテクニカルも後発で必ずファンダメンタルズで説明が付くのは大切な考え方です。

リスクを恐れるあまり、エントリーが減る

勝ち数が増えた上でエントリー回数が減る、それは効率良く利益を増やせていると言えるでしょう。

しかし、沢山の失敗経験を経てリスクを恐れるあまり、チャンス相場すらエントリーを躊躇うと利益機会は半減します。寧ろ判断が遅れ、エントリーする頃には後の祭りで最悪のケースでは損失すら計上。

  • 失敗を恐れすぎるあまり、エントリーができない

これも私自身、頭悩まされた経験があります。

自信を持ってポジションを持てるほどの分析スキルも重要ですが、トレードそのものが億劫になってきた時それは「精神的なストレス」悩まされる事になります。

今、その現状にある人の気持ちは私も痛いほど分かります。

以前に、トレーダーとしてインタビューを受けた際に綴りましたが、睡眠障害に陥り体重は10キロ以上の激減をした事もあります。辛いですよね。

メンタルコントロールで「トレーダー脳」へシフト

エントリーへの恐怖心は、普段の思考とトレーダーとしての思考の2つを切り替える事で解決します。

動画だったり、書籍だったりと様々な媒体でメンタルコントロールを考えました。

その結果、私はトレードの環境作りをする事で上手く「トレーダー脳」へトレード前に気持ちを入れ替えます。

例えば、チャートを見る時はかならず、インストルメンタルな曲を聴く事をルールとして徹底しています。

落ちつくようなサウンドが好ましく、またボーカルなしのインスト系である事が大切です。

なぜなら、言語が入っていると(特に日本語)そちらに脳の注意が向いてしまうからです。冷静沈着に値動きを追うために毎週決まった音楽を聴きながらトレードを行います。

他にも、自身の気持ちが落ち着いていない時に、決まったアクセサリーを付けて冷静さを取り戻すテクニックなど人により様々な方法があります。

私が実践しているルーティンは他にもいくつかあります。

  • チャートの設定で、配色を落ち着きやすい色合い(濃淡が濃く、暗めの色合い)に設定。
  • 週末の市場が休みと時に、落ち着いて来週の分析を行う。
  • 専業から副業としてFX、最低限の収入を担保し恐怖心を消す。

参考までにどうぞ。FXとは、常に自己資金が上下する世界ですから、リスク慣れを必要な準備です。適度な緊張感がベスト。

まとめ トレードはメンタルが全て?それともスキル?

最後まで読んで頂きありがとうございます。

今回は、「FX初心者が起こしやすい大損体験談。失敗する前に回避すべきパターン解説。」のテーマでお送りさせていただきました。

  • トレードは自己責任、つまり原因は自分自身にある
  • 失敗の経験は、自分の間違いを修正する最高のヒント

この2つを念頭において、自身の失敗体験談を振り返ってみましょう。

失敗を振り返るのは最初の内はとても辛いです。しかし、真剣に向き合ってこそ「進化」が得られ、FXでは分かりやすくお金の形で結果が表れてきます。時として、FXで成功するには「メンタル」が究極には必要な事、もしくは「分析し、優位性のあるエントリー」が全てなど論議されます。

しかし、本当はスキルもメンタルも両方が「勝てるトレーダー」を形作るのです。皆、何がダメだったか答えを探すのを嫌い、躊躇うのです。自己の欠点を認めるのは難しいですが、無知を認めて初めて成長できます。だからこそ、成功者は少ないのでしょうね。

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